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お家で愉しむマリアージュ

「スパークリング・ワイン」のマリアージュ

2020年9月22日

さて、マリアージュの楽しみ方、選び方、ワインの種類がわかったところで…、
今回のマリアージュは、初夏の季節、屋外で飲みたくなるスパークリング・ワイン。
テイスティング第2回の際にもテラスで味わいましたが、屋外で心地よい風を感じながら仲間たちと気軽に楽しみたいワイン。として選んだ1本です。

RITA FARM & WINERY「花火」旅路

このスパークリング・ワインは、北海道・余市にある小さなワイナリー、“リタファーム&ワイナリー”のものです。
今は、余市にしか生息していない生食用の幻のブドウと言われている“旅路(たびじ)”100%で、田舎方式で造られたスパークリング・ワインです。

“旅路”というブドウに興味がありました。
余市に毎年打ち上げられる花火を模したエチケット。
今年はコロナの影響で全国の花火大会も中止となり、夏の風物詩の花火を見ることもできませんでしたね。
そんな花火を思って、より夏の気分を味わいたい気持ちと、きっと夏に飲んで欲しい1本なんだと。
まさにエチケット買いしました。

リタファーム&ワイナリーは、1998年から農場を開園。
2013年6月に余市市内で3番目となるリタファーム&ワイナリーとして開業した比較的若いワイナリーです。
テロワールを追求するため野生酵母による自然発酵でのワイン造りを実践しています。瓶内二次発酵ワインにおいても同様です。
専用品種のワインはすべて自社畑産のブドウ100%です。

種類:白 
製造者: RITA FARM & WINERY(リタファーム&ワイナリー)
葡萄産地:北海道 余市
葡萄品種:旅路(生食・ラブルスカ種)
醸造法:田舎方式(詳細不明)

旅路スパークリング・ワインは、豊かなフルーツ香メインのアロマ。
最初にブドウ(デラウエア)そのもののような豊かな香り。青りんご、柑橘類。
最後に熟したプラムのような甘い香り。
優しい泡に、味わいはシンプルでブドウをかじったようなフレッシュさ。
さっぱりとした酸味と甘み。
ドライながら、アフターはやや長めで心地よい甘みとほろ苦さが口中に残ります。

ライトボディでフレッシュなスパークリング・ワインには、軽めの前菜ものを合せたい。
夏という季節にひんやり心地よいお料理を。

ホタテの出汁酢ジュレ

メインとなるのは、お出汁のジュレだけ!
とっても簡単。

材料(分量:2人前)

ホタテ貝柱  6切
プラム    半玉(8分の1程度にカット)
ミニトマト  3個(1/4カット)
とうもろこし 1本茹でて適量使用
オクラ    2本(茹でて輪切り)

<ジュレ>
鰹・昆布だし 2カップ(濃い目に取る)
リンゴ酢   小さじ1
ゼラチン   2.5g
塩      ふたつまみ程度
※お好みでかぼすをたっぷり搾って。

作り方

  1. ホタテ貝柱を軽く塩して白ワイン(お酒)をひと振り。
    (※その時に飲むワインを使うとベター)
  2. お出汁200mlを取り、そこにリンゴ酢小さじ1を入れる。
    温かいお出汁にゼラチンを入れ、混ぜ合わせる。
  3. バットに移し、冷やし固める。
  4. ホタテの水気をキッチンペーパーできれいに取って器に盛りつける。

シンプルなワインには、素材そのものの良さを引き出してくれるシンプルな調理法、お料理で。
北海道産のホタテを生のまま、ホタテの甘みとお出汁の旨味とからませ、お酢、フルーツを入れることでワインが持っている酸味と甘みを同調させることでワインの酸味甘みを引き立てます。
お出汁に少々お酢を入れ、酸味と甘みが凝縮された旬のプラムを入れました。
(モモもよいですが甘みメインで酸味が足りないのでプラムにしています。)

おうちでマリアージュを楽しむヒント

ジュレさえ完成させれば、難しく考えず、合せる野菜、フルーツなど、その時ワインと冷蔵庫にあるものでいいのです!

  • ホタテをメインにしましたが、淡白な味わいのカルパッチョが合うような白身魚(ヒラメ、鯛)でも合います。
  • シャンパーニュなら味わいに複雑味があるため、ホタテを軽くローストして香ばしさを出すといいです。
  • シャンパーニュ、さわやかなスパークリング・ワインにフルーツは合います。
    “旅路”に合わせて、プラムを入れましたが、他のスパークリング・ワインならマスカットなど他のフルーツでもいいでしょう。

こんな時は?

味わいが何か物足りないな…、ちょっと合わない?
なんて感じた時は、ワインが持ち合わせる要素をお料理に足してあげるとワインとお料理を繋ぐ役目をしてくれ、簡単で、一気にワインに寄り添います。
たとえば、酸味が強く感じるようでしたらレモン果汁を搾る。
スパイシーな香り味わいを感じるようでしたら、胡椒をふってみる。
(胡椒は、白、黒、ピンク、とまた違うのでそれも色々試してみたり)
草や茎など、少し青っぽい香りを感じたら、ハーブなどを足してあげる。
など、色々挑戦してみると楽しさが増します。

参考情報

RITA FARM & WINERY HP
http://www.rita-farm.jp/

この記事の著者 / 編集者

吉田順子

JSAソムリエ協会認定 ソムリエ
食べることが大好きなことから、料理教室に7年間通い続けている。明治屋クッキングスクールでは、和食・洋食・中華・菓子の基本コースをマスター。食事の際のお酒の楽しみ方とマリアージュに感動したことから、ワインを学び始める。フードアナリストの資格も保有し、時々フード媒体でライティングを担当。美しいものが好き。ワインもそのひとつ。お料理とワインの楽しみ方、マリアージュを追求していきます。日々の食卓が美しく楽しくなるよう、フラワーアレンジメントやテーブルコーディネートなども交えながらトータルで提案をしていきたいと思います。

その他保有資格
JSA SAKE Diploma、ジュニア・オリーブオイル ソムリエ、日本プリザーブドアーティスト協会 認定講師

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