第5回「ブドウ栽培は、誰かに教わったのか?」
掲載日:2020年8月16日
田口 この剪定する作業とか、ブドウ栽培の実地のことって、やっぱりどなたかに教わりながらやったということですよね?
中村 このあたりに早くから来られている先輩方に教えてもらっています。最初は全てが初めてでしたので、何か作業をすると言うとそこにいって教わり、やらせてもらったりしていました。
田口 近くに先生がいて心強いですね。
中村 全くです。諸先輩方にいろいろ教えてもらいながらやっています。あとは長野県がやっているブドウ栽培講座とかに行ったり。
田口 長野県はそういうのを積極的にやっていますものね。
中村 本当に有難いですね。
田口 いきなり自分だけではちょっとあれですよね。サポートしてくれるところがないと。
中村 そうやって聞きながらもやっぱりわからないですよ。本当にこれでいいのかと思いながらね、水(ブドウの涙)が出ているとホッとするわけですよ。これ、実は枯れてるんじゃないかと思いながら(笑)、病気なんじゃないだろうかとかね。わかんないですもん。
田口 確かに。(樹を見ながら)いやぁ、でもさすがもう7年も育っていて、しっかり安心感がありますね。
中村 だいぶ太くなってきました。
田口 うちも自宅の庭に植えていますけど、やっぱり難しいですね。我が家は台風が結構来るところ(※神奈川県三浦郡)なんです。この辺って台風の心配はあんまり?
中村 えーと、良く分かりませんが、天気予報で台風の進路になっていても、結局それていく、そんな感じで台風はあんまり心配していないですね、ただ、30年か50年に1回大きいのが来るということを聞いたことはあります。
田口 そういうときはしょうがないですもんね。
中村 おかげさまでここは昨年の台風の被害もありませんでした。なんせ、雨量は少ないところです。
田口 年間1000mlちょっとでしたっけ。
中村 そのくらいですね。よかったらあちらも見て下さい。
(つづく)
この記事の著者 / 編集者
田口あきこ(日本ワインなび編集長)
ホームパーティが好きなことから、より良いおもてなしをするためにワインを学び始める。
2015年 ワインスクール『レコール・デュ・ヴァン』の講師に抜擢。
2018年 ワイナリー経営者を育成する学校『千曲川ワインアカデミー』にてブドウ栽培・醸造・ワイナリー経営について学ぶ。
2020年『日本ワインなび』を開設。
2021年 JETROに附置する農林水産省・食品の輸出・プロモーション機関の事業で日本ワインの認知業務に携わり、海外向けに日本のワイナリー紹介記事を執筆。
2024年より千曲川ワインアカデミー倶楽部公式HP『生産者ストーリー』執筆。
同年 北海道余市町登に3.4haの農地を取得し、vineyard開設中。
日本ワイン検定出題作成委員
LDV日本ワインLover講座主任
・ワインスクール『レコール・デュ・ヴァン』講師紹介ページ
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