日本ワイン「グランポレール」新商品 試飲体験会(前編)
2024年11月6日
2024年10月上旬、サッポロビールが開催した日本ワイン「グランポレール」新商品の試飲体験会にお招きいただきました。
グランポレールとは
グランポレールは「想いをつなぐ日本ワイン」をコンセプトに2003年に誕生。フランス語で「偉大な」を意味する「グラン」と「北極星」を意味する「ポレール」から名付けられており、サッポロビールがブドウ栽培から醸造まで手掛けていることが特徴。
グランポレールは3つのカテゴリで構成されている。今回供出された4つのワインは全てピラミッドの頂点に君臨する「シングルヴィンヤードシリーズ」。
試飲会資料より転載
販売実績は3年連続で売上拡大中
試飲体験会は佐々木悟大さん(サッポロビール マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 部長)の挨拶から始まり、次に 春日陽佑氏(同グランポレール ブランドマネージャー)がグランポレールブランドの現状について説明。
グランポレールの販売実績は3年連続で売上拡大中。2024年は9月累計で前年比114%と売上好調とのこと。
試飲会資料より転載
「ワインづくりは子育てに似ている」「ブドウがなりたいワインを造る」
続いて、多田淳さん(グランポレール 新・チーフワインメーカー)と工藤雅義さん(グランポレール シニアワインメーカー)がワイン造りに懸ける想いについて語った。
多田さんは「ワインづくりは子育てに似ている」と表現。多田さんは二児の父で長男と次男の性格はかなり違うとのこと。それぞれの個性を伸ばして育ててあげたいという気持ちで子育てに向き合っているそうです。ワイン造りにおいては、産地によっても、ヴィンテージによっても、更には同じ産地でヴィンテージであっても、ブドウの樹一つ一つがそれぞれ異なる個性を持っている。ワインメーカーとして愛情を持ってその個性を最大限引き出してあげたい、という気持ちで仕事に取り組んでいるとのこと。
工藤さんのモットーは「ブドウがなりたいワインを造る」。「多田さんと根幹の部分は同じなので、重要な部分はきちんと継承していってくれると思っている。」と安堵の表情を浮かべていた。工藤さんはチーフワインメーカーに就任したばかりの多田さんを温かい目で彼を見守っているのが印象的。
写真左:工藤雅義さん、写真右:多田淳さん
(後編につづく)
この記事の著者 / 編集者
田口あきこ(日本ワインなび編集長)
ホームパーティを開催することが多いことから、より良いおもてなしをするためにワインを学び始める。2015年にワインスクール『レコール・デュ・ヴァン』のインストラクター養成講座にて講師に抜擢。
2018年春からワイナリー経営者を育成する学校『千曲川ワインアカデミー(長野県東御市)』にてブドウ栽培・醸造・ワイナリー経営について学び、講師業の傍ら、超新規ワイナリーの立ち上げ・畑仕事のお手伝いにも出掛ける。
2020年『日本ワインなび』を開設し、編集長として運営を行う。
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